仙台空港のアプローチコース
今回はメモなので解説なしです。
仙台空港SDJ/RJSSのRWY09アプローチって、多分昔はILSのある27からのサークリングアプローチをしていたみたいだけど、今はやってないよなぁということで調べたメモ。
国交省のe-AIPから取ってきた2016年のRJSSのCHARTを見ると、RWY09へのアプローチはRNAVしかなくて、GNSSのZかRNPのYだけみたい。
例えばRNAV Z RWY09アプローチはこの図。住宅街を避けるルートになっていることが分かると思う。
RJSSの09側にはLNAVしか設置がないので、520ftがMINIMA。CIRCLINGが530ftなので、27のILS Z then circling 09 approachは意味がない、ってことかなと。
で、RNP AR方式のY、こちらはルートはだいたい同じだけどMINIMAが312ftなので結構大丈夫。でもそもそもRNP ARは787と737、A320くらいでしかまだ使ってないって聞いたことがあるけどどうなんだろう。パイロットも色々別の訓練がいるし、使ってないのだろうか。
因みにRWY27でのILS YorZのMINIMAは215ftの550m。陸上からの高さだと200ftで、まぁ60mくらいだから20階あたり、AERの献血ルームくらいの高さと。まぁそこまで降りてだめだったらだめだわな。ILS Ⅰだし。
てかILS Zなんだね、VOR/DME ILSだと思ってた。
追記。
RNP AR方式、ANAは2018年10月時点では787と737の-5以外でやってるみたい。(出典:下のフェイスブック投稿)
JALはとりあえず738では2012年5月からやっているみたいで、2018年8月時点ではこれのみのよう。(出典:日本航空宇宙学会誌 62巻7号 227-232、東奥日報 「新着陸ルートで飛行時間短縮」 2018年8月14日)
スターフライヤーが2014年12月からA320で初めたみたい。(出典:Avation Wire 「スターフライヤー、北九州空港などRNAV運航」 2014年12月7日)
地方空港メインかな、管制も面倒だから暇なとこじゃないとできなそうだし。