KINTOって安いの?
トヨタの「車のサブスク」KINTO、月3万~で任意保険まで全部込みと話題のアレですが、実際普通に買うのとどっちが安いのか。軽く検討したのでメモします。
そもそもKINTOって何
KINTOはトヨタの月々定額で車に乗れる「サブスク」です。元来のリースに近いと思いますが、任意保険や点検費用が含まれているところなど、本当にすべて込みというところがリースと違う点です。
3年経つと返さないといけないという点もリースに近いですね。
いくらなの
KINTOは月々パッソなら32,780円、ライズなら39,820円、アクアなら43,450円、プリウスなら50,710円、ランクルなら88,000円と、車種によって様々です。
新車点検、法定点検などの点検費用、半年に1回のディーラー点検、重量税などの税金、自賠責保険と任意保険までがセットです。
別にかかるのは駐車場代とガソリン代でしょう。
安いの
所有した場合と軽く比較していきます。
ざっくりとして、1.5Lのコンパクトカーの場合を考えますと、
自動車税30,500
重量税16,400
自賠責12,806
任意保険197,000
点検費用20,000
車検費用30,000
でしめて年間約30万円です。
なお、任意保険は21歳以上限定で6等級、対人対物無制限、弁護士特約あり、車両保険125万円で免責5万円、1年契約のまともな会社のものとしました。20歳の方は+5~10万円となります。また通販型の対応が酷すぎるなんたら損保とかにすればもっと安くはなります。
これに車の購入費が乗る形でしょう。新車ですと140万程度からでしょうし、中古でも2,30万円くらいのものにはしたほうがいいと思います。
対してKINTOはパッソ(1.5L)で40万円弱です。
結局
購入は維持費年間30万円+ローン代、KINTOは年間40万円。
KINTOは新車という点と月あたり1,500kmという制限(超えると1km10円)。
車は新車から1年で50万円は減価償却される点。
総合的に判断すると、新車でぶつけまくっても別に保険料が変わらない、メンテナンスフリーなKINTOは十分安いということは分かりました。
特に若い人は任意保険がバカ高いのでおすすめでしょうが、30,40代のあまり車を壊さない人には微妙でしょう。
また、KINTOの3年で必ず手放さないとならない点、逆に手数料いらずいつでも解約できる点をどうとるか、どれくらい安全な新車に乗りたいか、中古市場を回るのが苦じゃないか、仕組みを理解しているか、そもそも3年で54,000km以上乗るかどうか。
まぁ私が車買うときにKINTOあったらKINTOにしてましたね。
一般人は年間1.8万kmも走らないし新車は燃費もいいですしね。